豊橋市にある【東田いしはら・デンタルクリニック】歯周病の進行段階
歯周病の進行段階
歯周病の進行段階について
－歯肉炎－
歯周炎は、歯と歯ぐきの境目にプラークという歯垢が溜まることから始まります。プラークは食べ物の残りかすや細菌の集まりで、放っておくと歯ぐきに悪影響を及ぼし歯ぐきが赤く腫れて炎症を起こします。
この段階では痛みを感じないことが多いですが、歯を磨く時に歯ぐきから出血することがあります。これは歯周病のサインの一つですので、気づいたら注意が必要です。
－軽度歯周炎－
軽度歯周炎は歯周病の初期段階の一歩進んだ状態です。この段階では、歯ぐきの炎症が進行し、赤く腫れています。歯ぐきの腫れや出血が以前よりも頻繁に起こるようになり、さらに歯を支える骨である「歯槽骨」が少しずつ溶け始めます。
－中等度歯周炎－
中等度歯周炎は歯周病がさらに進行した状態です。この段階では歯ぐきの炎症がさらに深刻化し、歯と歯ぐきの間の「歯周ポケット」と呼ばれる隙間が深くなります。歯を支える歯槽骨が溶けることで歯がグラグラと動いたり、硬いものを噛むのが難しくなる可能性もあります。また、歯ぐきからの出血だけでなく、歯と歯ぐきの間から膿が出ることもあります。
－重度歯周炎－
重度歯周炎は歯周病がかなり進行した状態で、この段階になると歯を支える歯槽骨がほとんど溶けてしまい、歯がグラグラと揺れるようになります。場合によっては歯が自然に抜け落ちる可能性が高くなり、歯周病の末期状態と言えます。普通の食事をする際にも痛みを感じ、食べることが困難になる可能性もあります。
歯周病かも？と思ったら早期治療を！
歯周病の初期段階は自覚症状がないことがほとんどです。気が付いた時にはもう進行していたという方が多い怖い病気ですので、早期に発見し適切な治療を行うことが大切です。